FC2ブログ

とうがたった腐女子です

いくつになってもヤメられない?!>>腐女子によるBL漫画&BL小説偏りブログ WELCOME TO MY BLOG.LET'S TALK ABOUT "MOE"!!

吉田ナツ『Home,sweet home』 

2010/03/16
Tue. 00:17

Home,sweet home. (B‐PRINCE文庫)
bl novel > Natsu YOSHIDA 2010


目が覚めると見知らぬ天井。
てっきり瀬尾は見知らぬ誰かと一夜を・・・
過ごした訳ではなかった!

オレ全裸だし? しかも手錠? これって監禁!
あんた誰? 俺を家に帰せ!!



よくある監禁もの、にしては暗かったりウエットにならず
しかも監禁者 安藤の意図もわからず、なかなか先が読めない。
これはただの監禁ものとは違うぞ?!

そもそも彼らに個人的な繋がりはなく
瀬尾の方は安藤に対して面識はないといってもいい。
当然監禁につきものである恨みや愛憎からくる執着がない。
そう、テンションが低いのだ(笑)

瀬尾はというと、理不尽さに怒りを覚えながらも、冷静に現状を分析し
打破するのが困難だと見切ると、安藤を観察し始める。
その安藤が、横暴で乱暴で罪悪感の欠片もない男だったならまだしも

瀬尾のタイプにストライクな容貌で、まったく出来ない料理に格闘し
まさに甲斐甲斐しく尽くす様子に、徐々にほだされないわけがない。

そうしてだんだんと監禁という言葉のもつ緊張感からかけ離れてゆき
温いお湯に浸かっているような穏やかな日常が当たり前になりながら
お互いの出生の秘密が明らかになってゆく。
そこに実は彼らを繋ぐ共通点があったのだ。


育児放棄が人間形成に大きな影を落とすことは想像に難くない。しかし
彼らはあくまでひょうひょうとしていて、涙ながらに過去を語ることもなければ
むしろ真っすぐすぎるほど前向きに生きている。

そんな彼らだから、幸せになったからといって祝福できない? 
いや、そんなことはない。真に健気とは、きっと彼らのことだと思うし
その表現も通り一遍ではないはずだ。
だから描き下ろしも、ふたりが最初に迎えた危機だったわけだが
あくまでほのぼのしている(空まわりともゆう(笑)


吉田さんなら、もっとヘビーで重厚なシチュエーションで
感情に訴える方法も出来たと思うけど
こんなふうに敢えて前向きで明るい作品にしたことが
読者によっては、どこか軽薄に感じるかもしれないが
これはこれで私は面白かったよ。

・・・なんか大げさになっちゃった?(;´▽`A``


関連記事
拍手する

[edit]

CM: 0
***

page top

この記事に対するコメント

page top

コメントの投稿

Secret

page top

2019-09