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凪良ゆう『散る散る、満ちる』 

2010/07/14
Wed. 22:42

bl novel > Yuu NAGIRA 2010 / chiruchiru,michiru

散る散る、満ちる (ショコラノベルス)散る散る、満ちる (ショコラノベルス)
(2010/07/10) 凪良ゆう
設計会社の営業主任 ハルの片想いの相手は
同じ課の後輩である 里見。だが仕事仲間との打ち合わせで
なぜか恋敵を紹介してしまう結果に。しかも成り行きで
自分から全面バックアップをすることになってしまう。





家族を早くに亡くし、ひとり古い日本家屋に住むハル。
帰宅して出迎えてくれるのは
子供のころ父親に買ってもらった玩具のロボット犬 キンピラ。
そしてよく2階から侵入してくる隣人で幼馴染みで親友のテンだ。

ハルはいわゆる孤独な人間だったが
生きもののペットを飼う事もなかったし
恋人も、積極的に探そうとしなかった。
なぜなら失う事の恐怖が先にたってしまうから。


会社の後輩の里見は仕事も出来たが、何よりもハルを惹き付けたのは
彼が家族思いで、一身に愛情を受けて健やかに育った者特有の
温かみのある人間性のせいだろう。

その里見がテンの部下に恋をしたときも黙って協力したハル。
なるゆきで一夜を共にしても、自分のせいにしたハル。

欲しくても求めない。
寂しくても認めない。
嬉しくても夢中にならない。

そうやってリミッターを己にかけてきたからこそ
これまでどうにかやってこれたハルだったが
今、その生き方そのものが転換の時を迎えたのだろう。
ハルもまた、かつて家族に愛されていた者として
幸せにならなくてはならないのだから。

しかし全てのタイミングが、ハルを幸せから遠ざける・・・



哀しさや不幸に耐える健気さ、いじらしさを書いたら
いつも本当に上手いと思う凪良さん。私のツボを押しまくり(^-^)
今回、攻の里見にはハルを苛めてもらわないといけなかったので(笑)
なかなかどうして愛嬌ありつつ憎まれ役ぶりに徹していたし。
当然テンにしても彼の部下にしても、不可欠にして個性的だ。

作者曰く、今回王道ということで。
実は私、王道の定義ってよく分かってなくて。
安易なイメージでいうと、誰が書いても似たような話
といったら乱暴だけど、そんな感じかなかと思ってた。

だから、これって王道なんだってゆう驚きと
個性ある作家の王道って、ちゃんと作者のカラーがでるんだという納得と。


ストーリーの詰め的には、ちょっぴり不満がないこともないけど(笑)
それよりもクライマックスからエンドに至る〆ともいえるエッチが
凪良さんに限っては今回も含め、ときどき余計に感じてしまう。
当然、それって制約だろうと思われるので誰のせいでもないだろうが

そう感じる読者としての私は、主人公の気持ちの余韻に浸りたい
と思ったのかもしれないし、もしそうなら、そうさせた凪良さんが
他の作家さんとはひと味違うぞ、という証しかもしれない。
たまたまかもしれないけど(笑)



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