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日高ショーコ『初恋のあとさき』 

2012/03/03
Sat. 22:08

bl comic > Shoko HIDAKA 2012


初恋のあとさき (花音コミックス) 初恋のあとさき (花音コミックス)(2012/02/28)日高ショーコ
十年後、偶然の再会。
仁科はそのとき初めて、自分の拙い初恋が、相手にもたらしたことの結果を思い知る。
その美山と、仁科は再び新たな関係を築くことができるのだろうか。


スピンオフのスピンオフちゅうことで。
幸いにも一冊だけ手元に残ってたので久しぶりに開くと・・・
これがまた面白くて(笑)
家具屋の榊がまたさらに老けてて、これで年下攻って(爆)>「嵐のあと」



こうやって初登場時と見比べられてしまうのが派生作品の宿命だが
美山は主役にシフトしてもブレてないところは流石だ。

そのぶん高校のころの彼が、いかに強引でひたむきでいじらしかったか丁寧に描かれ
それゆえ、どれだけ仁科によって彼がダメージを受け
これまで修復することも忘れることもできずにいたかが、とても良くわかる。

そして再び初恋の仁科を腕に抱けば、たちまち癒され、彼のその幸せそうな顔は
まるで雪の女王の呪いがとけた少年のようにあどけない。


もし彼がゆうように、ゲイゆえに仁科との隔たりを完全に無くすことはできないとしても
一度は相手を見失ったことのある彼らなら、互いに理解し合う努力を惜しまないだろうし
仁科もまた同じ轍は踏まない、そう思える。


その仁科のほうだが・・・
なんというか読む度に印象が変わるというか複雑というか
整理してみないことには私には分かりにくかったので
以下の続きにメモ的な内容を書いてみた。
ふーん… ( ̄_ ̄) …くらいの期待しない方だけドウゾ(笑)






仁科のほうは、美山を傷つけたことを忘れていた。
再会しなければ誰にも云えない秘めた、決まりの悪い、だけど確かに幸せだった記憶として
このまま沈殿されていく体験のひとつだった。だが美山と遇ってしまった。

最初は何かに引き寄せられて、二度目は自分からカフェの客として
三度目はベンダーとして、この時初めて自分のしたことを思い知らされ
そして逡巡したのち決意の四度目があるのだが
この時の仁科の気持ち、態度がなかなか釈然としなかった。

これまで美山が誰とも心を通じ合わせることなく仕事に打ち込んできたことを知るが
自分が原因だとわかると、そこに罪悪感や責任を感じてもおかしくはない。
だがそういうネガティブな言葉はでてこない。
なぜか。

おそらく口では皮肉を言いつつも、美山はまるで弱さを感じさせないからではないかと。
自分はバツイチで寂しさと虚しさに日々鬱々としているのに
方や誰も寄せ付けない強さと、子供の頃からの夢を実現させてひとりでカフェを成功させる逞しさと
自宅の改装まで自分自身でやろうとする自由さと充実感と。

それにひきかえ傷つけた自分のほうが、大手企業にしがみつき、やりがいもないと劣等感を感じている。
そうでなければ「今の美山の生き方が好き」という言葉に説明がつかない。
なにしろ数回しか今の美山と会ってないのだから。

もし、仁科がひとことでも過去の発言を謝罪したなら
そこでふたりの初恋が続く可能性は、たぶん終わってしまっただろう。
同情や憐憫を少しでも感じれば、美山はもう受け入れない。
だから仁科はあえて下手に出ること無く
むしろ強気にでることで美山の躊躇いを断ち切った──


というように、私なりに考えてみたけれど
この作品は実はすごーく濃縮されているんじゃないのか?
言葉にしないと分からない私が悪いのか・・・

とにかく、この作品はリバものとしても、メンタル的なバランスが面白いと思う。
好きじゃなかったらこんなに考えないもん(笑)



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